How to useNotWaxの使用方法

NotWaxの使用方法

STEP1

NotWax塗布前に、滑走面全体にベースクリーナーとクリーンアップタオル(毛羽立ちしないものなら代用可)を使用して、クリーンアップ作業をします。

STEP2

パッケージケース(商品パッケージ。ポケットパックGの保管用にご利用いただけます)からポケットパックGを取り出し、パック背面からNotWaxの入ったボトルを取り出します。合わせてパックの黒いカバーを、台座にあたるグレー部分を持って保持した上で、時計と反対周りに回して取ります。するとライトブルーのフェルトの付いた台座表面が現れます。

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STEP3

ボトル内にあるNotWaxの量を確認の上、目安としてその1/3にあたる量をライトブルーのフェルトに塗り込みます。

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STEP4

塗り込み方法としては、フェルト中心から円を描くようにし、だんだんと外周に広げていくようにしてください。この作業は量を確認しながら行ってください。

*この作業が新品のポケットパックGのベース作業となります。この作業は最初の1回のみとなります。

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STEP5

フェルトに塗り込んだあと、スキーやスノーボードへの塗布作業を行わない場合は、先ほど取った黒いカバーを元通りに台座に装着して保管してください。スキーやスノーボードに塗布する場合、スキーの場合は、スキー1本に対して1~2滴。スノーボード1台に対して3~4滴位を目安にフェルトに垂らします。

*この作業は毎塗布ごとに行います。

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STEP6

作業はトップからテール(ノーズからテール)方向に、フェルト部分を下に向けて円を描くように塗り込みます。スキーの場合は、滑走面幅程度の円。スノーボードの場合は、縦目に3分割するイメージで行ってください。

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STEP7

最後にトップ(ノーズ)から真っすぐに塗り整えて、全体的にムラ無くしっとり塗れれば完了です。

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NotWaxによるベース処理の方法

NotWaxのパフォーマンスを引き出すためには、NotWaxによるベース処理作業をしていただくことをお勧めします。
方法はとても簡単です!! NotWaxを塗布後、出来る限り暖かい場所で滑走面を上にした状態で1~5日程度保管してください。
その後、滑走日に合わせて再度STEP5~7の作業を行ってください。その際も、出来る限り暖かい場所で作業してください。

1日経過した滑走面
保管1日目の状態。この場合ですとホットワクシングと併用した場合、パラフィンワックスを弾くことがあります。
5日経過した滑走面
保管5日目の状態。完全にソールのアモルファスと呼ばれる気孔にNotWaxが入り込んでいます。ホットワックスも問題なく上塗りすることができます。

※保管状況(温度・湿度等)により、この限りではありません。滑走面の状況にて次の作業に進んでください。

NotWaxの応用知識

  • ホットワクシングと併用される場合、ご使用になる固形ワックスは純パラフィン素材のモノをご使用ください。フッ素含有ワックスとの併用は、フッ素の形態が異なるため、最大のパフォーマンスを得ることができません。
  • シーズン中の上塗りにつきましては、滑走面の状態が悪くない場合はそのまま出来る限り暖かい場所で行ってください。汚れなどがある場合は、状況に応じて汚れをふき取るか、クリーナーを使用してのクリーンアップを行ってから塗布してください。
  • シーズン終了後は、滑走面の汚れをクリーナーなどを使用してきれいにふき取り、滑走面全体+サイドエッジにまんべんなく塗り込んでください。NotWaxはエッジの錆びつき防止にも有効です。

Felix Process(フィリックス プロセス)とは

ハードワックス(固形ワックス)とNotWaxを用いたワクシングテクニック

NotWaxをベースワックスとして用い、ハードワックスをトップコーティングするハイパーフォーマンステクニックです。NotWaxがホットワックスに行き渡り、ハードワックス内部の潤滑剤の働きをもたらし効果がより長く持続し、ワックス単独よりも滑走性能が飛躍的に向上します。
NotWaxを毎日塗布することにより、撥水性を保ち、さらに滑走面を磨耗から保護します。ベースのためにできる最高の処理です。開発者であるFelix Rabanal氏は、アルパカーキのプロスノーボーダーです。彼が最初にNotWaxとワックスを併用する方法を我々に教えてくれました。以下Felix Processの手順です。

※ハードワックスは純パラフィン系(フッ素含有ワックスは不可)をご使用ください。

1
ベースクリーナーでベース全体を数回きれいにします。次の工程に移る前に、完全に乾燥させます。ベストの結果を得るには、非常に目の細かいストーングラインドを施してください。この処理はシンタードベース(UHMW)で長期間効果が持続しますが、エクストリューテッドベース(HDPE)でも、短期間ですが良い効果を発揮します。グラファイトベースには非常に効果があります。
※真鍮、ナイロンブラシをかける事でも有効です。
2
NotWaxを充分に塗布し、出来るだけ暖かい場所で滑走面を上にして3〜5日程度(長ければ長いほど可)寝かせます。
※塗布作業は、上記NotWaxの使用方法STEP5~7を参照ください。
3
滑走ワックス(純パラフィン製)を、NotWax処理した滑走面にアイロン掛けします。アイロンを小さく回しながら滑走面全体にあてます。 ワックスをスクレープ、ブラッシングした後、フィニッシュクロスなどで仕上げます。
4
雪温が-10℃以下の場合は、そのままNotWaxを塗らずに使用します。それ以上の暖かい雪の状態の場合は、滑走する前にNotWaxを表面に再塗布します。(出来る限り暖かい場所で作業をしてください)
5
NotWaxをワックス掛けした滑走面に2日に一度、あるいは必要に応じ再塗布します。NotWaxが内部的に潤滑剤の働きをするため、滑走性が向上し滑走面や塗布したワックスまでも摩擦から保護します。この処理はいずれのホットワックス、フルオロエチレン系(PTFE)フッ素ワックス等よりもよく滑り、さらに長持ちします。